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Handmade/handbuild Campers #1 自作キャンパー資料(1)

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 海外の自作キャンパー調査 
時代によるキャンパー形態の変遷が分かる。

イメージ 1
Fuji & Kuro-maru at Kesters Volkswagenwerks, Holbrook, AZ (Google Maps Facebook)
3年前に実際に見てきた。 photographed by Lin in 2013


■僕のブログ記事で常にアクセス数の上位に位置しているのが、「Home Made Removable RVs in Japan着脱出来る手作りキャンピングカー」。 昨年8月に投稿して以来、この記事へのアクセス数は毎日20回以上で、この状態が半年近くも続いている。 また、アクセス数全体では、60歳以上の方の占める割合が上昇。 ご自身で”キャンパーを造ろう”と考えている、或いは、興味を持っている日本人シニアの存在が感じ取れるようになった。

車検制度がある日本では、恒久的に車体へ固定する居室(キャンパーシェル)は馴染まないようだ。 脱着式キャンパーシェルなら、構造変更申請は不要で、取り掛かり易い。サイズや価格が手ごろな軽トラックがベースなら、DIYでキャンピングカーの製作が可能だ。 日曜大工の腕に自信があれば、軽よりも大きい小型トラックの荷台にキャンパーシェルが建築出来る。 更に角パイプやアングルの溶接ができる方なら、本格的なキャンピングカーが自作できる。 アルミ材の溶接が出来るのなら、プロのビルダー並みのキャンピングカーが造れる。

イメージ 50 イメージ 51


■アメリカのハンドメイド又はハンドビルドのキャンピングカー(RV)をネットで見ていると、その製作者はIT関連で長年働いてきた方が目立つ。 RVが大量生産され、車両価格が安いので自前で造る方は少ない。 自作に挑戦するのは、こだわりのある方に限られるようだ。 最も自作率が高いと感じるのは、冒険用。 この分野のRVメーカーは少なく、価格も数千万円と高い事が背景にある。 外枠の自作は大掛かりだが、自前で可能な内装のリフォームは良く見かける。




■RVではないが、現在、自作で最も多いのが、タイニーハウストレーラー。 外形面積400sqft(約11坪)以下で車輪が付いたRV規定外のパークモデルの内、お洒落なものはタイニーハウスと呼ばれている。 ここ数年、アメリカやカナダで大人気。 多くの建築業者やデザイナーが参画し、お洒落なモバイルホームを創っている。


Tumbleweed Tiny House CompanyのTiny Houseが旅をした時に撮影した写真。





■日本には乗用車ベースのキャンピングカーが多少ある。 その1つが、一見ノーマルな車体だが、驚異的な仕掛けがある軽キャンパー。 千葉県印旛郡の(株)テッツは、ワゴン車や乗用車の屋根にシェルを装着したキャンパーを販売している。 最近では、2012年2月のキャンピングカーショーにプリウスベースのキャンカーが出展された。 これは、長野県長野市 かーいんてりあ高橋のキャンパー。 20年以上前には、車メーカーが製作したキャンパーもあった。 また、メーカーやディーラーでポップアップルーフを装着した車両もあった。

 
K-Camper with multi-slides based on a Subaru Sambar by Mr. Souma, well known builder.
3rd Generation Honda Stepwagon RG with TET’S RV Center Satellite-RG Shell

 
3rd Generation Toyota Prius ZVW30 Conversion, ”RelaxCabin
参考ブログ記事 → エコキャンパー

 
Toyota Camp Mate with a slideout (en.wheelsage.org/toyota/liteace)
Mazda Bongo Friendee with an auto free top (en.wheelsage.org/mazda/bongo_friendee)
Nissan Cube 2 with pop-up roof by 日産ピーズフィールドクラフト




■海外の自作キャンピングカーについて、カテゴリー別に情報を集めてみた。

■Passenger Car Convertion
アメリカでは1950~70年代に乗用車ベースのキャンパーが多数製作された。 現在では、デザイナーが製作する程度で、路上でもネット上でも見かけるのは稀。

アメリカで最も有名なコンバージョンはVWビートル。 Bug Conversion:Lil Bugger
Irvine, CAの町工場で製造されていたが、この車両と偶然すれ違った方が意匠を買い取っている
今現在もTravelon Industriesが ”Li’l Buggerとして製作。 (Beetle代+改造費US$2,795)

Honda CRX camper conversion (JayNelsonArt.com)
デザイナーの作品。

 1971 Chevrolet Kingswood camper conversion (jalopnik.com)
非常に出来栄えの良いキャンパーシェル。

Any idea as to what trailer that was before it became a motorhome.
ベース車両が何だったのか? 全く判らない。

Homemade pop-up camper on a Cadillac (doityourselfrv.com)
アメリカは、キャディラックをベースとしたキャンパーが圧倒的に多い。


Scando社製のToppolaを装着した簡易なもの、トラキャンのシェルを利用したもの、
トラベルトレーラーと合体させたもの等、様々。
現在、ファイバーグラス製のルーフトップシェルメーカーは稀有。
代わって、Roof Top Tentメーカーが増えている。

イメージ 3
Mercedes Sprinter with a roof top shell
at the Arches Nat'l Park, Holbrook, AZ (Google Maps)
photographed by Fuji-maru in 2013
アメリカでは珍しいルーフトップシェルを備えたキャンパー。


■Pickup-Truck Camper
ピックアップのベッドに乗せるタイプは意外と少数派。 車体と一体化させたピックアップトラックコンバージョンの方が多いようだ。

Homemade Crafty Camper tinyhouseblog.com

4×4 Chevrolet truck with a DIY Wood Camper shell (truckcamperhq.com)
Don't let it get wet! 製作途中なのか? 水濡れ厳禁だ。

Homemade truck camper mounted on a Mitsubishi L200 truck (doityourselfrv.com)
仕上がりは素晴らしいが、下ろすとなると重くて大変そう。
ウェブサイトには製作過程の写真が数多く掲載されている。

木目そのままのウッディーな外観にする方が多い。

イメージ 2
自作のキャンパーシェルではないが、消防車に搭載するとは。


■Pickup-Truck Convertion
ピックアップトラックのベッド部にキャンパーシェルを構築したキャンパー。

1991 Dodge camper conversion (JayNelsonArt.com)
デザイナーの作品。

1954 Chevrolet COE Tourliner (Youtube)
アメリカでは珍しい、居室内土足禁止。

 1946 Chevrolet motorhome (oldwoodies.com)
これ程の仕上がりとなると人だかりになり、のんびりとキャンプ出来ない。

1984 Toyota camper conversion based on a Dolphin (National RV)
環境保全に尽力するSunRay Kelley氏の作品。

 
1994 TrailBlazer camper conversion、1982 Toyota Hilux





<参考サイト>
END

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